2023年11月にTVアニメシリーズが完結した『進撃の巨人』。たくさんのファンに愛される大人気の作品で、完結に向けて伏線回収も凄いと話題になりました。そんな中、物語の重要な鍵となった進撃の巨人 始祖ユミル。物語の後半にかけて少女のような容姿で登場しました。そして、エルディア人の祖である進撃の巨人 始祖ユミルと調査兵団に所属しているユミルは同じ名前であり、関連性について気になる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は【進撃の巨人】始祖ユミルとは?調査兵団のユミルとの関連性は?について紹介します。
進撃の巨人 始祖ユミルとは
エルディア人の祖であり、約2000年前に「大地の悪魔と契約」し、巨人を産んだ存在です。全てのエルディア人は、ユミルとの繋がりから、巨人化の能力を有するだけでなく道で繋がっています。
進撃の巨人 始祖ユミルの悲しき過去
進撃の巨人 始祖ユミルの過去について紹介します。
巨人の力との出会い
生前の始祖ユミルは奴隷の身分であり、他人の財産を失わせてしまった罪で、フリッツ王に追放されてしまいます。そして、逃げた先で大地の悪魔と出会い、巨人の力を有するようになるのでした。しかし、その力を持っていても自由にはなれず、フリッツ王の為マーレ軍と戦うことになります。そして死後も巨人を作ることを命じられ、奴隷のように縛られた存在です。
愛と自由への想い
原作の34巻139話でエレンから進撃の巨人 始祖ユミルがフリッツ王を愛していたことが語られています。何故愛していたのかまではエレン自身にもわからなかったようです。しかし故郷や親、そして自身の舌まで取られ、死後まで奴隷のような扱いを受けて尚、従っていたのはフリッツ王を愛していたからであり、少なからず始祖ユミル自身の意志もあったということになります。けれどその行動は、始祖ユミル自身も疑問を持っていたからこそ、一途にエレンを想うミカサを選び、自身を解放してくれることを願ったのではないでしょうか。
進撃の巨人 始祖ユミル生前の最後
始祖ユミルの生前最後は、フリッツ王を庇うように槍に刺され、亡くなってしまいます。しかし、その際もフリッツ王からは始祖ユミルを心配する声はなく、あくまで奴隷と呼ばれていました。更にフリッツ王は自身と始祖ユミルの間に産まれた子供に、巨人の力を失わないよう始祖ユミルの死体を食べさせており、あくまでフリッツ王にとって始祖ユミルは奴隷や戦争兵器の1つとして考えられていたのだと思われます。
九つの巨人
進撃の巨人 始祖ユミル亡き後、魂を分けて産まれた九つの巨人の名前と最後の継承者を紹介します。
- 始祖の巨人(エレン・イェーガー)
- 戦槌の巨人(エレン・イェーガー)
- 鎧の巨人(ライナー・ブラウン)
- 女型の巨人(アニ・レオンハート)
- 進撃の巨人(エレン・イェーガー)
- 獣の巨人(ジーク・イェーガー)
- 顎の巨人(ファルコ・グライシス)
- 車力の巨人(ピーク・フィンガー)
- 超大型巨人(アルミン・アルレルト)
進撃の巨人 始祖ユミルと調査兵団ユミルの関連性
進撃の巨人 始祖ユミルと調査兵団に所属している同じ名前のユミルとの関連性について紹介します。
進撃の巨人 始祖ユミルと名前が同じ
104期訓練兵であり、調査兵団に加入したユミルは進撃の巨人 始祖ユミルと同じ名前です。同じ名前の理由は、マーレに居た時に孤児だった所をユミル教の信者に拾われ、ユミル様と呼ばれるようになったからのようです。しかし、当局に捕まったことでユミルは楽園送りとなり、顎の巨人を有したマルセルを食すまで、60年間ほど無垢の巨人としてパラディ島を彷徨うこととなりました。原作の22巻89話で、ヒストリアに向けてユミルが書いた手紙でこの過去については語られています。その為、始祖ユミルは名もない孤児だったユミルに「ユミル」という名前が付けられたことに関連していたようです。
まとめ
今回は【進撃の巨人】始祖ユミルとは?調査兵団のユミルとの関連性は?について紹介しました。始祖ユミルは全てのエルディア人の祖であり、大地の悪魔と契約して巨人を作った存在です。フリッツ王に奴隷扱いされていたのにも関わらず、死後も自由と愛に縛られていました。又、調査兵団にも同じ名前のユミルがいます。彼女は名前のない孤児だった際に、ユミル教徒に拾われユミルという名を演じるようになったそうです。その為始祖ユミルは、ユミルが孤児からの脱出と名前をもらえた事に関連していたことになります。始祖ユミルとユミルは、悲しい過去を持ったキャラクターです。気になった方は是非作品をチェックしてみて下さい。