異世界転生のなろう系ライトノベルとして漫画やアニメ、ゲームなど幅広く展開した大人気作品「転生したらスライムだった件(通称:転スラ)」。名前だけでも知っている人も多いのではないでしょうか。今回この記事では、転スラ序盤に登場するヴェルドラが死亡したのか、今後復活する可能性はあるのかについて解説していきます。
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転スラのヴェルドラは死亡した?
転生した主人公のリムルが最初に出会ったのが「暴風竜ヴェルドラ=テンペスト」。洞窟内で勇者クロノアの能力「無限牢獄」によって封印されていたヴェルドラは、リムルの能力「捕食者」によってリムルに取り込まれました。
その後、ヴェルドラについての描写が少ないことから「死亡した」と思う人もいるかもしれません。ヴェルドラはリムルの体内で生き続けて封印を解いています。
何故ヴェルドラは封印されたのか?
ヴェルドラがジュラの大森林内の洞窟に封印されたのは、300年前に女勇者クロノアに敗北したからです。
クロノアが持つ能力「絶対切断」は竜種でさえも切り裂くことが可能。その能力は、天災級と言われていたヴェルドラを追い詰めるほどでした。最終的にヴェルドラが敗北した理由は「クロノアの可愛さに見惚れていたから」。凶暴なイメージを持つヴェルドラですが、単純ですぐ調子に乗る性格というのがわかります。
リムルに捕食された理由
スライムである主人公リムルがヴェルドラを捕食したのは、リムルの能力「大賢者」によってヴェルドラの封印を解析させるためです。
また、「無限牢獄」によって囚われている状態では、ヴェルドラの魔素は外に漏れてしまうため、100年以内に魔素が尽きて死亡します。そこで、リムルの体内にいることでヴェルドラの魔素流出を防ぐことも目的にしています。
ヴェルドラの魔素流出を防ぎながら「無限牢獄」を解除するために、リムルは捕食することを提案。ヴェルドラは「1人より2人で解く方が面白そう」と快く捕食されることを許可しました。
ヴェルドラの兄弟について
転スラの世界に存在する「竜種」は世界に4体しか存在しておらず、この4体は兄妹です。ヴェルドラは4兄妹の中でも末っ子と言うのが判明しています。ここではヴェルドラに兄や姉にあたる兄妹をそれぞれ紹介します。
星竜王ヴェルダナーヴァ
ヴェルダナーヴァは、転スラの舞台となる世界を作り出した最初の竜種です。世界中に様々な生物を作り出して住ませることで、多様性を生み出しています。
中でも人類を溺愛しており、人類同士が争うことで世界が崩壊することを考え、人類の上位種族「真なる人間(ハイ・ヒューマン)」を召喚。悪魔の王「ギィ・クリムゾン」に世界のバランスを保つことを依頼し、人類の管理者として「魔王」が誕生しました。
白氷竜ヴェルザード
ヴェルザードは「氷の女帝」の異名を持つ竜種の2体目であり長女です。魔王ギィ・クリムゾンの相棒で、彼に対して強い想いを抱いています。極めて高い能力と技量を持っており、封印前のヴェルドラを一方的に制圧可能です。
人間に変身した姿は、長い白髪と深海色の瞳をした少女の姿をしており、能力の制御を解放すると大人の女性の姿になります。
灼熱竜ヴェルグリンド
ヴェルグリンドは「灼熱竜」の異名を持つ竜種の3体目であり次女です。ミリムの叔母でもあります。東の帝国の皇帝「ルドラ」に仕えており、彼の覇道を邪魔するものは全て潰すと志しています。姉のヴェルザード同様に何度かヴェルドラを叩きのめしていたことから、ヴェルドラに恐れられています。
人間に変身した姿は青髪と黄色の目を持ち、チャイナドレスを着た女性の姿になります。
ヴェルドラは今後復活する可能性はある?
物語序盤での捕食によってリムルの体内にいるヴェルドラですが、後に復活します。
リムルの能力「大賢者」によって封印の解析が行われていたヴェルドラ。解析が中々進まない状況の中、リムルは魔王へ進化します。これにより能力「大賢者」も「智慧之王(ラファエル)」へと進化し、従来の思考速度から飛躍的に向上。封印の解析が一気に進み「無限牢獄」は解除されます。
その後ヴェルドラは、リムルが生み出した「強化分身」を肉体に人の姿で300年ぶりに復活します。
ヴェルドラが復活したのは何話?
転スラでヴェルドラが復活したのは原作小説では5巻です。小説5巻では、リムルが真なる魔王へ進化するまでの過程が含まれるので、ヴェルドラの復活以外にも楽しめる要素があるでしょう。
アニメでは2期の36終盤で復活します。37話ではあらすじとして冒頭に復活シーンが描かれているので、復活シーンだけを見たい人は37話を見ると良いでしょう。
ヴェルドラが復活したことでリムルも強化
ヴェルドラの封印が解けたことで、リムルは新たに「暴風之王(ヴェルドラ)」という究極スキルを獲得します。この究極スキルには暴風系の魔法や、ヴェルドラが死亡した際に復活できる「暴風竜復元」などが含まれています。
転スラのアニメ4期はいつ放送?
2024年9月の放送でアニメ3期が終了した転スラ。現在アニメ4期の制作が決定しています。現時点で放送日は決まっていませんが、過去の制作スパンから想定すると2027年頃の放送になるのではないかと言われています。
4期のストーリーはどこから?
転スラのアニメ3期は、魔都開国編のクライマックスまでが描かれています。原作小説では9巻、漫画は27巻の第118話「祭りの後」までです。
4期のストーリーは、小説10巻の「魔人暗躍編」から描かれると予想されています。恐らくキリが良い12巻の「戦争前夜編」あたりまで描かれるのではないでしょうか。
出典:isekai channel @バンダイナムコフィルムワークス
映画も公開予定
アニメ4期の制作が発表されたと同時に、劇場版第2弾の公開も発表されています。劇場版第2弾は「蒼海の涙編」となっており、原作は伏瀬氏による原案&完全監修の完全新作の劇場版アニメオリジナルの内容です。
物語の時系列は「開国祭を終えた後」となっているのでアニメ3期が終了した所からになります。
公開予定日は2026年2月27日です。恐らく映画の公開に合わせてアニメ4期の放送予定日などが解禁される可能性もあるでしょう。
出典:isekai channel @バンダイナムコフィルムワークス
まとめ
今回は、転スラに登場するヴェルドラが死亡したのか、今後復活する可能性はあるのかについて解説しました。ヴェルドラは、リムルの能力「捕食者」によって体内に取り込まれますが、しっかりと生きています。リムルが魔王に進化した際にヴェルドラは封印が解かれ、リムルが生み出した「強化分身」を肉体に人型として復活します。
ヴェルドラの復活はアニメ2期の36話で描かれているので、興味のある方は視聴してみてはいかがでしょうか。