原作が完結し、現在は週刊ジャンプでスピンオフ作品を連載している「呪術廻戦」。アニメ3期「死滅回遊」編も製作中で、劇場では1話と2話の先行上映も行われています。呪術廻戦と言えば、個性的なキャラクターが多い呪術高専メンバーが好きという人も多いのではないでしょうか。

今回この記事では、呪術廻戦のパンダの正体について解説していきます。

呪術廻戦のパンダの正体とは

呪術廻戦に登場するパンダの正体は、呪術高専の学長で傀儡呪術学の第一人者「夜蛾正道」が作り上げた「呪骸」です。呪骸とは、無生物に呪力を注ぎ込むことで動く「自立型人形」の総称になります。

本来の呪骸は、自立行動しても思考や感情は希薄ですが、パンダは思考や感情を持って生まれたことから「突然変異呪骸」と呼ばれています。

また、通常であれば人工的な呪骸は作った者の呪力を消費して動くが、パンダの呪力は夜蛾正道に依存していません。食事から自身の呪力に変換可能で、人ではないため腕などが欠損しても復活できます。

パンダの仕組み

パンダの中身には3つの核(コア)があり、それぞれ魂・性格・能力を担当しています。夜蛾学長は「この3つの魂が互いを認識しあい、抑止力が形成されることで自我が生まれる」と導き出しています。核のうち1つが壊れても、残り2つが機能していれば活動可能です。

核の役割

パンダに搭載されている核それぞれの役割は以下の通りです。

  • パンダ核:知能や冷静さを持ったバランス型でパンダの通常モードです。核は中央にあります。
  • お兄ちゃん核:攻撃力に特化したゴリラモードです。核は右肩部にあります。
  • お姉ちゃん核:トリケラトプスモードです。核は左肩部にあります。

夜蛾正道とは

パンダを作りだした夜蛾正道とは、呪術高専の学長で1級呪術師です。傀儡を作り操る「傀儡呪術学」の第一人者でもあります。

刈り上げ頭と髭が特徴的でサングラスをかけている強面な見た目ですが、呪骸となる人形は手作りで可愛い外見の物が多くあります。可愛い物を作っているのではなく、作った物が可愛くなってしまうそうです。

パンダの成功によって、夜蛾正道が作った呪骸は呪力の自己補完が出来ることから「呪骸の軍隊が作れる」と上層部から危険視されており、特級呪術師レベルの能力を持っていることが判明しています。

パンダは死亡する?

パンダは死滅回遊に参加しますが敗北し、体のほとんどが損壊します。一見すると死亡したように見えますが、パンダは死亡していません。3つある核のうち「お兄ちゃん核」と「お姉ちゃん核」の2つが消滅するもパンダ核は残っており、その後登場する際は小さくなった姿でパンダが登場します。

パンダは鹿紫雲一と交戦

死滅回遊でパンダは五条悟を獄門疆から解放するために、天使の捜索と交渉を目的に呪術高専東京校3年の秤金次と一緒に東京第2結界に侵入。しかし、結界に入った際のランダム転送により2人は分断され、パンダは鹿紫雲一と遭遇します。

最初、鹿紫雲は上野動物園から脱走したパンダと認識するもコガネに死滅回遊プレイヤーか確認。パンダがプレイヤーとわかった途端、異常な速さでパンダの腹部に掌底を放ちます。

鹿紫雲の圧倒的力に敗北

鹿紫雲は電気のような性質を持った呪力で帯電しているため防御不能。パンダは対抗するため、ゴリラモードになり内部破壊効果を持つドラミングビートを放つも鹿紫雲は攻撃を回避しつつ右腕を破壊します。

その後、殴打の連打によりパンダは敗北。鹿紫雲はパンダに宿儺の居場所を質問するが、パンダは「知らんな」と嘘を吐きます。この時、パンダはトリケラトプスモードになろうとするが、鹿紫雲が強力な一撃を放ち、パンダの呪骸は破壊。首だけの状態になり、とどめを刺されそうになったところ、秤金次が乱入してパンダは生存します。

パンダの能力

パンダとは、呪術高専東京校の2年生で準2級呪術師です。人語を話すパンダで、夜蛾正道によって作られた感情をもった呪骸になります。パンダの戦闘は、基本的に肉弾戦による近接戦闘です。頭も良いため頭脳戦にも向いており、究極メカ丸との戦いでは情報戦で有利を作り勝利を収めています。

本来、呪骸は核が1つしかないがパンダの場合は3つの核が存在。パンダ核は通常モードでバランス型、お兄ちゃん核はゴリラモードになり、短期決戦のパワー型です。

お姉ちゃん核については、照れ屋でトリケラトプスの見た目という情報しか判明していません。鹿紫雲との戦いで解放したが、戦闘能力を披露する前に敗北しているため、どのような能力か不明です。

パンダが原作漫画で使用した技は、ゴリラモードの時に使用する「激震掌(ドラミングビート)」のみです。この技では打撃と同時に防御不可能な衝撃を放ちます。

恐らくトリケラトプスモード用の技もあると思いますが、披露することなくお姉ちゃん核が破壊されたため不明です。

性格や趣味などの情報

パンダの性格は、陽気で他人の色恋を好みます。同級生の禪院真希の言動をすぐ恋愛に結び付けて茶化すため、畜生扱いされています。

趣味は「パンダグッズの収集」で、好きな食べ物は「カルパス」です。パンダではあるが、嫌いな食べ物は「笹の葉」になります。また、パンダ以外の動物がちやほやされている事にストレスを感じるそうです。

アニメ3期の情報を紹介

アニメ3期「死滅回遊」編は2026年1月8日より前編が放送予定となっています。タイトルに前編と付いていることから、恐らく2クール以上で前後編に分かれて放送されるでしょう。

2025年11月より公開された劇場版にて死滅回遊編の1話と2話が先行上映しています。テレビで放送するために編集する可能性があるので、ファンの人は先行上映を映画館で視聴することをおすすめします。

まとめ

今回は、呪術廻戦のパンダの正体や死亡の噂について解説しました。パンダの正体は、夜蛾正道が作り上げた自立型の呪骸です。通常の呪骸は核が1つですが、パンダの場合は3つの核によって構成されており、それぞれの核が互いを認識することで抑止力が形成されることで自我が生まれています。

また、パンダは死滅回遊で鹿紫雲一と交戦し敗北しますが死亡しません。核が2つ破壊されるがパンダ核は残り、その後は小さいパンダとして登場します。

興味のある方は、アニメ3期「死滅回遊」編の先行上映を視聴しに映画館まで足を運んでみてはいかがでしょうか。