ボーダー組織の最高司令官である、城戸正宗。
『近界人を全て排除したい』と考える厳しいリーダーかと思いきや、『真の目的』があると迅によって明かされています。
今回は、その『真の目的』について考察してみました。
こちらの記事には、原作漫画の内容が含まれます。
アニメ派の方は気を付けて読み進めてください。
ワールドトリガー城戸正宗の強さは?どんな人物なのか?
ボーダー組織の最高司令官である、城戸正宗。
左額から左頬にかけて大きな傷があることで、初めて登場した時は「怖そう」とイメージを抱く人も多かったのではないでしょうか。
9月1日はボーダー本部、城戸正宗最高司令官の誕生日!!
旧ボーダー創設メンバーの一人であり、ボーダーを現在の巨大組織へと押し上げた立役者。「ネイバーは全て敵」と強硬に言い切る表情の裏には、どんな過去が隠されているのでしょうか…?#ワールドトリガー#城戸司令お誕生日おめでとう pic.twitter.com/tfwaBph40y— ワールドトリガー公式 (@W_Trigger_off) August 31, 2020
「近界人は全て敵であり、始末しなければならない」という思いをもって、現ボーダーの組織を大きく、強くすることに力を注いでいます。
城戸指令は旧ボーダーの創設から関わってきたメンバーの1人。
しかし過去の戦いがきっかけで、近界人を憎く思うようになってしまいました。
そして、城戸指令はそもそも強いのか?という疑問があります。
公式ファンブックでは、各隊や個人のパラメータが記載せれています。
忍田本部長や林藤支部長にも、
・トリオン量
・攻撃
・技術
・指揮
などの数値が載っているんですね。
しかし、城戸指令にはそのパラメータの記載がないのです。
同じくパラメータの記載がないのは、鬼怒田開発室長やメディア対策室長の根付さんなど。
この事実から考えると、城戸指令は戦闘員ではなくサポートに回っていた可能性が高いですよね。
公式ファンブックには、メンバーのプロフィールやパラメータ、性格なども詳しく載っていてファンにはたまらないですよ(*ノωノ)
試し読みも出来るので、ぜひ手に取って読んでみてほしいです!
城戸指令が変わった過去の出来事
単行本19巻162話で、旧ボーダーメンバーの写真が登場します。
この写真に、今の姿を想像できない位の満面の笑みで写る城戸がいます。
写真を見つけた修も、林藤ゆりに教えてもらうまで、気づくこともできませんでしたね。
旧ボーダーでは、近界人と友好的な関係を築き、外交官のようなポジションを目指していました。
今のボーダーの姿勢とは全く逆!
今のような冷淡な性格になってしまったのは、旧ボーダーを半数以上失ってしまった「同盟国に加勢して戦った戦争」がきっかけではないか、と推測されています。
この戦争では、旧ボーダー19人の内、10人が戦死してしまった、と言われています。
今の生存者を見る限り、戦死してしまったのは未成年が中心のよう・・
確かに、自分自身が作り上げた組織の中で、自分より幼いメンバーに先立たれてしまう・・・というのは、あまりにも残酷ですね。
公式ファンブックにある城戸のプロフィールには、「好きなもの:家族」とあり、もしかしたら旧ボーダーメンバーの事を家族のように思い、とても大事に思っていたのかもしれません。
また、家族を亡くしたまたはさらわれたということも考えられますね。
ワールドトリガー城戸指令の真の目的とは何か?
真の目的とは
・旧ボーダーの復活
・ブラックトリガーの回収
ではないかと考えます。
玉狛支部・迅が、城戸に向かっていった「うちの後輩たちは、城戸さんの真の目的の為にもきっと役に立つ」のセリフを覚えていますか?
今の城戸は、「近界人は全て敵」という思いでボーダー組織を大きくしています。
表向きの目標は、「近界人の完全排除」と考えられます。
そこで、迅が言っていた「真の目的」とは一体何なのか、考えてみたいと思います。
まず、城戸は旧ボーダーの創設メンバーである事が大きなヒントとなりそうです。
旧ボーダーは「近界人と友好的な関係を」という意識を持った組織でした。
この頃の思いをもう一度取り戻したい、という思いもあるのかもしれません。
本来であれば、敵対視する旧ボーダーの思いを受け継ぐ迅や玉狛のメンバー達にも、味方であるかのように助言する場面も多く見受けられます。
しかし、今のボーダーは、城戸の今の思い「近界人を完全排除する」という意識が強い隊員が沢山います。
急に組織の意識を変える事で、内部分裂も起きかねませんね。。
内部分裂を避ける為に、ゆっくりと組織の内部から、旧ボーダーの思いを復活させたい。
こういった意識改革をするためには、迅の後輩である、近界人の空閑やヒュース、一般人の三雲や雨取が役に立つ、というメッセージにも受け取れますね。
そして同盟国との戦争で戦死してしまったメンバー、そしてブラックトリガーの行方に関係しています。
林藤ゆりによると、戦死してしまったメンバーの中に、いくつかブラックトリガーに変わってしまった、と言っていましたね。
現時点で、ボーダーが所有しているのは、最上宗一の風刃、天羽月彦のブラックトリガーの2つ。
旧ボーダーメンバーは、おそらく創設メンバーが、ある程度のトリオン能力がある人をスカウトしていたはず。
そして、万が一の時はブラックトリガーになるように、と言い伝えていたのかもしれません。
よって、戦死してしまった10人の内、2人しかブラックトリガーになれなかった・・・という可能性はとても低い。
では、なぜ今ブラックトリガーが2つしかないのか?
それは、同盟国もしくは敵国に奪われたのではないでしょうか?
家族同然のように過ごしてきたメンバーが、必死の思いで戦い、ブラックトリガーになったのに、奪われてしまった・・
そのような状況であれば、取り戻したいと思うのが自然ですよね。
近界への遠征にも力を入れていたり、近界に帰りたいヒュースと兄を
ワールドトリガー城戸正宗の真の目的とは?強さや人格が変わった過去に迫る!まとめ
今回は、城戸の「真の目的」について考察しました。
旧ボーダー時代の思いを復活させたいのか?
盗まれたかもしれないブラックトリガーを取り戻したいのか?
物語終盤まで明かされる事はないでしょう。
城戸だけではなく、迅も含めて、玉狛第二のメンバー達をどのように利用していくのか、注目していきたいですね!