大人気マンガ『ワンピース』の世界観が楽しめると発売前から話題となっていた『ワンピースオデッセイ』プレイした方からは「今作のコンセプト”ワンピースの世界に触れる偉大な冒険ドラマ”セリフや美麗なグラフィックスとド派手な演出で描かれている」と高評価を受けています。一方で操作性など、「ゲーム」としては課題も多く残っているようです。
そこで今回はワンピースオデッセイ 評価を調査、まとめていきます!
ワンピースオデッセイ 魅力
『ワンピースオデッセイ』はワンピースの世界観をハイクオリティなグラフィックで描かれる、RPGに落とし込んだ良作です。そんな『ワンピースオデッセイ』の評価を3点紹介します。
魅力①:麦わらの一味のかけあい
麦わらの一味を操作し冒険を進めていく今作のストーリーは、一味の掛け合いがこれでもかと続きます。基本的にはルフィを操作しますが、些細なことでケンカするゾロやサンジはもちろん、ウソップがチョッパーに自慢げにモノを教えるなど、ワンピース好きなら見慣れた掛け合いがおこなわれます。
声優もアニメで担当されている方たちが演じており、ゲーム内の60〜70%ぐらいのセリフはボイス付きかと思うほど、声が当てられているという贅沢なものです。
魅力②:大人気ストーリーに没入体験ができる
『ワンピースオデッセイ』はオリジナルエリアだけでなく、アラバスタやウォーターセブンなどの原作でも屈指の感動があった島を冒険することができます。
これらの島が高いクオリティで再現されており、とにかくファンに向けて丁寧に作り込まれたゲームとなっています。
魅力③:ド派手な戦闘演出
原作に忠実にゾロの「獅子歌歌」なら相手を一閃したあとに敵の後ろで刀を鞘に収めるというド派手かつ綺麗なグラフィックスで描かれており、ルフィの「ゴムゴムのガトリング」をルッチとの対戦で見せたほとんど限界、最高地点のような表情で技を出し切る演出が見られたりし、漫画、アニメでの感動を思い出すことができます。
「ゲーム」としての課題が大きい
ワンピースオデッセイ 評価の中でグラフィックなどの評価は高い一方で、「ゲーム」としての評価は辛口なものがあります。
課題①:移動のしにくさ
少し残念なのが、グラフィックや見た目の作り込みが素晴らしい分、フィールドを歩くというゲーム体験の面で不便さが残るか。アルバーナやウォーターセブンの町中を歩くことができるのだが、町と言っても行き来できる通りは少なく、ウォーターセブンは川が多すぎて最短距離で行くことができず、回り込んでいかなければならないなど、移動が面倒くさく感じてしまう点は課題となっているようです。
課題②:戦闘のマンネリ化
ド迫力で気持ちいい演出で敵を薙ぎ払う快感を味わうことができるのは長所でもあり短所です。
戦闘スキップ機能がないため、ストーリーが進むにつれて10回、100回と同じ演出を見続けることになり、最初こそ感動したアクションも飽きが来てしまいます。さらに序盤こそ敵が強くやりごたえはありますが、終盤にいくにつれてとにかく麦わらの一味が強くなりすぎて戦闘がただの作業になってしまうのも課題の一つです。
課題③:フィールド設計の悪さ
フィールド探索においてフィールド設計の悪さが挙げられています。
今いる場所より高い場所に登るときはハシゴや段差などの登るためのギミックで上がったり、ルフィのゴムゴムのロケットを使うことで上ることができます。Xボタンでジャンプをすることができますが、大きな移動では回り道をするか、技の演出を見るか、テンポが悪くなってしまいます。
まとめ
『ワンピースオデッセイ』はコンセプトでもある”ワンピースの世界に触れる偉大な冒険ドラマ”を豊富なシーンやセリフ、綺麗なグラフィックスとド派手な演出で極限まで楽しむことはできますが、「RPGゲームとして」の体験や面白さといった点から見ると、快適性の低さやゲームシステムの乏しさが目立ちます。
『ワンピース』のファンで、とにかく麦わらの一味に没入体験をしたい方には是非おすすめの作品ですが、RPGゲームとして楽しみたい方は、テンポの悪さから途中で嫌になってしまうかもしれないゲームとなっているようです。