2024年11月にアニメ最終回が放送され、大きな話題となった漫画「進撃の巨人」。作者の諫山創が考えた伏線が緻密に巡らせていたため、2025年現在も様々な考察がされています。今回この記事では、進撃の巨人の「座標」について解説していきます。
進撃の巨人の座標とは
進撃の巨人の「座標」とは、簡単に言うと「始祖の巨人」もとい「始祖ユミル」の能力です。座標の力を持つことで無垢の巨人を操ることが可能です。
また、座標はエルディア人の記憶を操作する能力もあります。これによりエルディア人の過去の記憶を削除したり、記憶の改変が可能です。初代レイス王は引き連れて来たエルディア人をこの力で記憶の改変を行います。記憶が改変されたことで壁の中の人間は、壁が何故出来たのかわからないまま生活していました。
ダイナ・フリッツの巨人をパンチした際に発動
エレン・イェーガーが巨人化したダイナ・フリッツにパンチした際に「座標」が発動。周辺にいた無垢の巨人は一斉にダイナ・フリッツを攻撃しエレンとミカサは一命を取り留め、逃げることが出来ました。その様子を見たライナーが「座標」と発言したことから読者はこの能力を知ることになります。その後、「座標」を持っているエレンをライナーは捕えようとしますが、エレンがライナーに向かって「ぶっ殺してやる」と叫んだことで、無垢の巨人の標的はライナーに変更します。その隙に調査兵団はその場から撤退しました。
エレンが座標を使えた理由
エレンが座標を使えた理由について紹介します。
始祖の巨人を継承していた
座標を使うには、エレンが始祖の巨人を継承していたことになります。エレンが巨人の力を使えるようになったのは、父親グリシャから巨人の力を継承したからです。実は、グリシャはエレンに巨人を継承する前、始祖の巨人を継承していたレイス家を襲撃。フリーダ・レイスを捕食し、始祖の巨人の能力を奪っています。グリシャは進撃の巨人の所有者だったので、エレンは進撃の巨人と始祖の巨人2つの巨人の力を継承したことになります。
王家の血が必要
始祖の巨人の能力を王家以外の人間が発動するには「始祖の巨人を持つ者」と「王家の血を持つ巨人能力者」の接触が必要です。エレンはグリシャとカルラから生まれたため王家の血は持っていません。エレンがパンチしたダイナ巨人はグリシャの元妻で、元々王家の血を引く人間です。結果としてこの2人が接触したことで条件に達し、座標が発動することとなりました。
ダイナは何故巨人化したのか
ダイナ・フリッツはマーレ国内の収容区で育ったエルディア人の1人。その正体はパラディ島への移住を拒否した王族のただ一人の末裔です。エルディア復権派に入ってきたグリシャと結婚し、ジークを出産。ジークをマーレの戦士にしてスパイに仕立て上げようと教育するも、ジークが7歳の時に密告されます。その後、グリシャとダイナはパラディ島に送られ楽園送りに。ダイナは巨人化する注射を打たれて無垢の巨人になり、グリシャはクルーガーに助けられ進撃の巨人を継承することになりました。
エレンのプロフィール
エレンのプロフィールは以下の通りです。
- 名前:エレン・イェーガー
- 年齢:15歳(初登場10歳、訓練兵団入団時12歳)
- 身長:170cm
- 体重:63kg
- 誕生日:3月30日
- 出身地:ウォール・マリア南端シガンシナ区
- 所属:調査兵団
- 声優:梶裕貴
まとめ
今回は、進撃の巨人の座標やエレンが使用できた理由について解説しました。始祖の巨人の能力として無垢の巨人を操れる座標。この能力があることでエレンは地ならしすることが出来ました。エレンが座標を使用できたのは、王家の血を持つ巨人と接触できたからです。ダイナが楽園送りとなる回想シーンはアニメシーズン3のエピソード20~21話で視聴できます。興味のある方はもう一度見直してみてはいかがでしょうか。