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いよいよTVアニメが完結!『進撃の巨人』のモデルとなった国はどこ?   

いよいよTVアニメが完結!『進撃の巨人』のモデルとなった国はどこ?

2023年4月3日、アニメ「進撃の巨人 The Final Season Part 2」の最終回である第87話「人類の夜明け」が放送され、番組最後に「進撃の巨人 The Final Season」ライブ編』がNHK総合にて、2023年に放送されることが発表されました。2013年から放送されてきたアニメ『進撃の巨人』シリーズが完結されるということで非常に大きな注目を集めています。

進撃の巨人といえば迫り来る「巨人」から身を守るために壁を作り、その中で生活していますよね。実はこの壁の中で生活するのは筆者の諫山創先生が作り出したものではなく、実在する国があることをご存知でしたか?

そこで今回は進撃の巨人のモデルとなった国をご紹介していきます!

Contents
  1. モデルとなったのはドイツ・ネルトリンゲン
    • ネルトリンゲンとは?隕石が街を作った?!
    • ネルトリンゲンの城壁にしかない特徴も
  2. 世界観の元は諫山先生の生まれ故郷
  3. 最後に

モデルとなったのはドイツ・ネルトリンゲン

『進撃の巨人』のモデルとなったのはドイツ、バイエルン州のネルトリンゲンという街です。直径1kmの城壁に丸く囲まれたネルトリンゲンはまさに進撃の巨人の世界そのものといえます。実はこのネルトリンゲンは進撃の巨人以外にも、アニメの舞台になったり、映画のロケ地になったりと、世界中から注目されている街です。

ネルトリンゲンとは?隕石が街を作った?!

ネルトリンゲンはなんと1500年前の「隕石の墜落」によって形成されたリース盆地に作られた街だそうです。11の棟と5つの楼門が当時のまま保存されており、旧市街にある数々の豪華な建物は中世からルネサンス期に作られたものです。さらにはスポーツや音楽や演劇などの文化も発達しており、ドイツで最も古い伝統を持っている競馬の開催もここネルトリンゲンで行われています。

ネルトリンゲンの城壁にしかない特徴も

ネルトリンゲンは、町の周囲を城壁に囲まれた城塞都市と紹介してきました。ドイツにはほかにもローテンブルクやディンケルスビュールなどの中世の城塞都市がありますが、ネルトリンゲンの城壁には唯一無二の特徴があります。

それは城壁の上を歩いてぐるりと一周できることです。ドイツに数多ある城壁の中でも、ここまで完全な形で城壁が残っているのは珍しく、町を囲む城壁の上を歩いて一周できるのはネルトリンゲンだけなんだとか。

進撃の巨人の作中でも城壁での格闘シーンなども多く描かれており、そういった点からもネルトリンゲンが進撃の巨人の舞台だと言えますね。

世界観の元は諫山先生の生まれ故郷

『進撃の巨人』の「周囲を壁に囲まれる」という閉塞した設定は諫山先生が「壁のような山に囲まれた」と表現する出身地(大分県日田市大山町)が元になっており、実際諫山先生はインタビューで「この大山町が、進撃の巨人の舞台になっている」とはなしています。

この閉塞的な世界の外に飛び出したい、という少年時代の心境が反映されており、その思いが「壁の中から出て広い世界に行きたい」というエレンの行動原理に通じているともされています。

最後に

今回は進撃の巨人のモデルとなったと噂される街、ネルトリンゲンと大分県日田市大山町ついてまとめてきました。

他にも、地中海に浮かぶマルタ島のイムディーナという街も、『進撃の巨人』のモデルになったのでは?という噂もあるそうですよ。

ネルトリンゲンは隕石が、大山町は山が、それぞれ自然が作り出した壁に囲まれる地域となっており、諫山先生がどの土地でどのように感じられてきたのか、漫画に落とし込まれていますよね。

ちなみに、筆者の勝手な憶測ですが、作中で人々を守る壁の中に超巨大巨人が入っていたことは、諫山先生の心的な壁=周りの人からの抑圧ということも示唆されているのでは、と思っています。

今年中にアニメ『進撃の巨人』も完結するということなので、アニメや漫画で進撃の巨人の世界観を、そして可能であればモデルとなった街を見てみると非常に興味深い旅となりそうですね!