考察・解説

メイドインアビスの上昇負荷やアビスの呪いについて深層ごとに徹底解説!

「メイドインアビス」はつくしあきひとさんによるダークファンタジー漫画。

可愛らしいキャラクターと裏腹に残酷なストーリーであることからたくさんのひとを惹きつけている作品ですね!

とても人気で、アニメ化、映画化もされています!

今回はメイドインアビスの残酷さはここにあると言い切っても過言ではない「上昇負荷」、通称「アビスの呪い」について、深層の特徴とともに解説していきますよ(^^)/

メイドインアビス「アビスの呪い」ってなに?

「アビスの呪い」とはなんでしょうか?
それは、アビス内の上昇によってもたらされる「人間への身体的影響」のことです。

アビス内で、上に移動することが原因で身体に悪い影響が出ることから、「上昇負荷」ともいわれます。

リコたちが住む街オースでは、昔から探窟家たちが世界最後の秘境「アビス」に魅せられて探検していきました。
しかし、穴に潜ったあと帰ってくる(上昇する)際に、人間は身体的影響を受けます。

それが「アビスの呪い」と言われるのです!
 
 
しかしこの「アビスの呪い」があるからこそ、このアニメは迫力を増しハラハラさせ釘付けにさせられるのではないでしょうか!

深界一層の呪い「軽い目眩と吐き気」

深界一層から地上へ登る際に受ける負荷は、「軽い目眩と吐き気」です。

アニメ第3話では、ナットが探窟から戻る際に気分が悪くなり、吐き気を催しています。

また、リコが初めての探窟を行った際も盛大に吐いたとジルオが発言していました。
これはどちらもこのアビスの呪いによるもの。

深界一層は地上から深度1,350メートルまでです。

一層は「アビスの淵」とも呼ばれ、探窟家見習いの赤笛たちはこの浅いところで探窟作業をしています。

「お祈りガイコツ」や卵のような形をした遺物もここにありましたね!
ちなみに、卵のような形をしている遺物は、深度が深くなるにつれ模様が複雑化していきます。

なんとも不思議です。

深界二層の呪い「重い吐き気 頭痛 末端の痺れ」

深界二層から上昇する際に受ける負荷は、「重い吐き気、頭痛、末端の痺れ」です。

二層の深度は1,350メートルから2,600メートルまで

深界二層に入るところには「誘いの森」、それより深くいくと、木も草も全部逆さまに生えているという奇妙な「逆さ森」があります!

赤笛が深界二層に行くことは「自殺扱い」とされています。

それは深界二層以上は、行くことも帰ることも格段に難しくなるから・・

二層のアビスの縦穴から少し離れた、逆さ森の外れには、オーゼン隊やマルルクがいた監視基地「シーカーキャンプ」がありますね!

この監視基地の入り口は高いところにあるのです・・
入るためにはゴンドラに乗ります。
そこで上昇負荷がかかったリコはオーゼンとの対面の際に我慢できず吐くシーンがありました。

深界三層の呪い「上記に加え 平衡感覚に異常 幻覚や幻聴」

深界三層からの上昇による身体的負荷は、「平衡感覚に異常、幻覚や幻聴」です。

三層の深度は2,600メートルから7,000メートル

「大断層」と呼ばれる、4,000メートルを超える垂直の壁があります。

リコが大断層を降下していく際、やむを得ず坂を登らなくてはいけないシーンがありました・・(アニメ第9話)

そこでリコは、
・頭痛
・めまい
・重い吐き気
・幻覚
・幻聴
を誘発していましたね。

深界四層の呪い「全身に激痛 穴という穴から流血」

深界四層から上昇する際に受ける負荷は、「全身に激痛、穴という穴から流血」です。

四層の深度は7,000メートルから12,000メートルです。

「巨人の盃」と呼ばれています。

深界四層は、黒笛以上の探窟家でないと入れません。

アニメ第10話でリコとレグがタマウガチに襲われ、逃げるために上昇したとき、リコに上昇負荷がかかりました・・

あのシーンは目をつぶりたくなるほどつらいシーンでしたね(/_;)

目、耳、口など至る所から血が流れ、幻覚も同時におきていました。。

メイドインアビスにおける衝撃的なシーンのひとつだと思います。

また、この際のリコの声優、富田美憂さんの演技も凄まじかった!

深界五層の呪い「全感覚の喪失 それに伴う意識混濁 自傷行為」

深界五層からの上昇にかかる負荷は、「全感覚の喪失、それに伴う意識混濁、自傷行為」です。

五層の深度は、12,000メートルから1,3000メートル

「なきがらの海」と呼ばれ、五層に入れるのは白笛の探窟家のみとなっています。

ここには六層に行くための前線基地があり、白笛探窟家のひとり黎明卿ボンドルドがいます!
 
 
この前線基地内には階段があります。
そこは上昇負荷が必須なほどの階段・・

プルシュカは幼い時にそこを登り、アビスの呪いを受け、目が飛び出るほどの怪我をした経験も。

ナナチとレグを探すため、階段を登らないといけなくなったリコ。
一度失敗し、奥歯を自分の歯で割ってしまったシーンがありましたね。

その際、プルシュカが上昇負荷を受けない階段の登り方を教えるのです!

メイニャの匂いを嗅いで、メイニャのだす「うねうね」や「もあもあ」についていくこと。
メイニャとは何なのか?

アビスには不思議な生物や物事がたくさんあり、まだまだ謎がたくさんありますね。
 
 
また、他にも五層、六層のアビスの呪いを受けずにいる人物もいます。

黎明卿ボンドルド!

ボンドルドは数々の実験を繰り返し、アビスの呪いを避ける方法を見つけました。

それは、子どもたちを「カートリッジ」と呼ばれるものに手足や内臓を剥いで生きている状態で詰め込み、「自分が受ける呪いをカートリッジ、つまり子どもたちに肩代わりさせる」という方法ですね・・

「劇場版メイドインアビス-深き魂の黎明-」では、この五層、前線基地内の話がメインの内容となっています。
現在、動画配信サービスでも無料配信が開始されていますよ↓

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深界六層の呪い「人間性の喪失 もしくは死に至る」

深界六層から上昇する際に受ける負荷は、「人間性の喪失、もしくは死に至る」です。

深界六層にいくと、二度と帰っては来られないため、「還らずの都」と呼ばれています。
六層の深度は、13,000メートルから15,000メートルです。

そして、白笛探窟家がこの深界六層に行くことは「ラストダイブ」と言われます。

人間である以上アビスの呪いを受けるのは避けられず、文字通り二度と帰ってくることが出来ない・・

ナナチとミーティは五層にある前線基地から、六層へと無理やり降下させられる実験台になりました。

そこでアビスの呪いを押しつけられたミーティは、全身から流血し、なれはての姿となってしまう。

ナナチは実験後、なれはての姿とはなったものの記憶や意識などはそのままでした。

深界七層「確実な死」

深界七層の呪いは「確実な死」です。

深度は15,000メートル以上

ここまで来ると、確実に地上に帰ることは出来ません。
戻ってくることが不可能なため、情報も少ない・・

それでも白笛探窟家たちはアビスに魅せられて、自分の命を投げ出してなお、底を目指し潜り続けるのです!

深界極点

実際のアビスの深さはわかっていませんが、深度20,000メートル以上は深界極点とされています。
ここがいわゆる、「奈落の底」と呼ばれるところです。

リコたちの冒険は母ライザからの「奈落の底で待つ」という手紙から始まりました。

そしてレグも自分の正体を知るために、奈落の底を目指して冒険をしています。

世界中のたくさんの探窟家を惹きつけ、たくさんの命をも奪ってもいるアビス。

そのアビスの最深部「奈落の底」。
多くの謎が残ります。

果たして「奈落の底」には一体何が待ち受けるのか?

メイドインアビスの上昇負荷やアビスの呪いについて深層ごとに徹底解説!まとめ

わたしは「アビスの呪い」こそ、メイドインアビスの面白いポイントだと思っています!

とっても可愛らしいキャラクター、独特で面白い、細やかに設定された世界観、そして残酷な世界の条理が合わさることで、より奥深い作品となっています!

「アビスの呪い」があるからこそ、アビスの世界を際立たせ、多くの者を惹きつけて、好奇心を掻き立てられるのではないでしょうか!

深層それぞれの特徴を知ってから作品を見返すと、更に新しい発見ありそうですね。

リコたちの冒険はまだまだ続きます!
ぜひリコたちの冒険を最後まで見守ってください!

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