『転生したらスライムだった件』には、数多くの魔王、勇者、精霊、魔物が登場します。そのなかでも、特別な存在として描かれるのが「原初の悪魔」です。原初の悪魔は、一般的な悪魔とは比べものにならないほど強く、魔王級の力を持つ者も少なくありません。

そして主人公リムル=テンペストは、原初の悪魔であるディアブロを最初の側近として迎え、その後も複数の原初の悪魔を配下に加えていきます。なぜリムルは彼らを従えることができたのか、原初の悪魔たちはなぜリムルに仕えることを選んだのか、気になる人も多いでしょう。この記事では、転スラの原初の悪魔一覧をはじめ、色ごとの特徴、現在の名前、リムルの配下になった人物、そして忠誠を誓う理由をネタバレありで解説します。

『転スラ』原初の悪魔とは?

原初の悪魔とは、悪魔族の中でも最古参にあたる7体の存在です。始原の悪魔、原初の7悪魔とも呼ばれます。悪魔は精神生命体であり、肉体を失っても完全に消滅しにくい特性を持ちます。長い年月を生き、膨大な魔素と経験を積むほど強大になりますが、原初の悪魔はその頂点に立つ存在です。

彼らは名前を持たない時代から、色で呼び分けられていました。「黒」「白」「黄」「紫」「青」「緑」「赤」の7色があり、それぞれが配下や思想、戦い方に異なる特徴を持っています。原初の悪魔は、互いに強い対抗意識を持ちながらも、単純な敵味方だけでは割り切れない複雑な関係にあります。また、彼らはただ強いだけでなく、知略、契約、魔法、政治、軍事などにも優れています。

『転スラ』原初の悪魔一覧を紹介

原初の悪魔と呼ばれる7体は、以下の通りです。

原初の色呼び名・正体現在の名前主な立場
ノワールディアブロリムルの執事・最側近
ブランテスタロッサリムル配下、外交・政務を担当
ジョーヌカレラリムル配下、軍事面で活躍
ヴィオレウルティマリムル配下、軍事・裁定を担当
ブルーレインギィ・クリムゾンの配下
ヴェールミザリーギィ・クリムゾンの配下
ルージュギィ・クリムゾン八星魔王の一柱

ここで注意したいのは、名前がある状態と、原初の色による呼称は別だという点です。たとえば「黒の原初」は、名前を与えられた後にはディアブロとして知られています。

また、ギィ・クリムゾンは「赤の原初」であり、悪魔族の中でも最強格の存在です。レインとミザリーはギィに仕える悪魔で、リムルの直属配下ではありません。

黒の原初・ディアブロ

黒の原初であるディアブロは、リムルの最初の原初の悪魔配下です。ディアブロは、リムルがシズの肉体を弔うために行った悪魔召喚で現れました。本来、偶然呼び出されるような格の存在ではありません。しかしディアブロは、リムルの魂に強い興味を持ち、自ら召喚に応じたのです。リムルから「ディアブロ」という名を与えられたことで、彼はさらに強大な存在へ進化しました。以降はリムルを「リムル様」と呼び、絶対的な忠誠を示します。

ディアブロは、圧倒的な戦闘能力だけでなく、交渉、諜報、政治、教育、粛清など、幅広い役割を担います。リムルに害をなす存在には容赦がなく、忠誠心が極端に強い一方で、リムルが望む理想を理解しようとする知性も持っています。

白の原初・テスタロッサ

白の原初・テスタロッサは、冷静で優雅な雰囲気を持つ悪魔です。原初の中でも高い知略と政治的手腕を備え、外交や統治の分野で大きな力を発揮します。彼女はディアブロの働きかけとリムルの力を目にし、テンペストに仕えることを選びました。リムルから「テスタロッサ」と名付けられたことで、悪魔公へ進化します。

テスタロッサは、他国との交渉やテンペストの対外政策を担当します。穏やかに話しているように見えても、相手を逃げ場なく追い詰める交渉術を持ち、敵対者には容赦しません。そのため、テンペストの外交は平和的な理念を掲げながらも、背後にはテスタロッサという強力な抑止力があるといえます。

黄の原初・カレラ

黄の原初・カレラは、好戦的で豪快な性格の悪魔です。戦闘を好み、特に強敵との戦いに喜びを感じます。リムルから名を与えられた後、カレラも悪魔公へと進化しました。彼女の戦闘能力は極めて高く、広範囲を破壊するほどの強大な攻撃魔法を使いこなします。

カレラは、理屈よりも強さや面白さを重視するように見えますが、リムルの配下になった後はテンペストのために力を振るいます。危険な任務や大規模戦闘では、頼れる戦力として活躍します。

紫の原初・ウルティマ

紫の原初・ウルティマは、小柄な少女のような姿をした悪魔です。見た目とは裏腹に、残酷さと危険な思想を持ち、悪魔らしい恐ろしさを感じさせます。ウルティマもテスタロッサ、カレラとともにリムルの配下となり、名付けによって悪魔公へ進化しました。

彼女は、単純な破壊よりも、相手を追い詰めたり、裁いたりすることに喜びを見いだすタイプです。テンペストでは裁判や粛清に関わる役目を担うことがあり、法や秩序を守る側に立ちながらも、手段は非常に苛烈です。ただし、リムルの方針には従っており、自分の楽しみを優先して無秩序に暴れるわけではありません。

赤の原初・ギィ・クリムゾン

赤の原初・ギィ・クリムゾンは、原初の悪魔の中でも別格とされる存在です。太古から生き続け、世界の均衡を保つ八星魔王の一柱として君臨しています。ギィは、かつて世界に大きな災厄をもたらしながら、その強さを認められて魔王となりました。現在は、世界を管理する存在たちの意向も受けながら、過度に力を持つ者が世界を壊さないよう監視する役割を担っています。

ギィはリムルの配下ではありません。むしろ、リムルの急速な成長を警戒しながら、その器と可能性を見極める立場にあります。配下のレイン、ミザリーとともに、魔王たちの会合「ワルプルギス」に深く関わっています。

青の原初・レインと緑の原初・ミザリー

青の原初・レインと、緑の原初・ミザリーは、ギィ・クリムゾンに仕える存在です。レインは明るく軽い口調で話すこともありますが、原初の悪魔にふさわしい実力者です。ミザリーは落ち着いた印象を持ち、ギィを支える側近として行動します。

この2人は、リムルに名前を与えられてはいません。リムルと敵対するわけではありませんが、主君はあくまでギィです。原初の悪魔のうち4体がリムル側、3体がギィ側という構図は、テンペストが世界でも極めて大きな軍事・政治的影響力を持つようになったことを示しています。

原初の悪魔がリムルの配下になる理由は?

原初の悪魔たちがリムルに仕える理由は、単純にリムルが強いからだけではありません。まず、リムルは悪魔に名前を与え、存在を進化させられるほどの莫大な魔素と力を持っています。原初の悪魔にとって、名付けは大きな進化の機会です。しかし、より重要なのは、リムルの魂や理想、予測できない成長に対する興味です。特にディアブロは、リムルの魂に特別な可能性を感じ、自ら望んで仕えるようになりました。

テスタロッサ、カレラ、ウルティマも、リムルの強さと、ディアブロが本気で忠誠を誓う相手であることに関心を持ちます。さらに、リムルが強大な力を持ちながら、配下を道具のように扱わず、安心して力を発揮できる居場所をつくっていることも大きな理由です。悪魔は強者に従うだけでなく、自分にとって価値があり、退屈しない存在に惹かれます。リムルは、原初の悪魔にとって「強く、面白く、仕える意味がある主君」だったのです。

まとめ

転スラに登場する原初の悪魔一覧とリムルの配下となったその理由を紹介していきました。原初の悪魔は、転スラ世界でも最高峰の力を持つ7体の悪魔です。黒のディアブロ、白のテスタロッサ、黄のカレラ、紫のウルティマはリムルの配下となり、テンペストの軍事、外交、諜報、統治を支えています。一方、赤のギィ・クリムゾン、青のレイン、緑のミザリーはギィの勢力に属しており、リムル側とは異なる立場にあります。

リムルが原初の悪魔を従えられたのは、圧倒的な魔素や名付けによる進化だけが理由ではありません。リムルの魂の特別さ、仲間を尊重する姿勢、そして世界を変える可能性が、長い時を生きて退屈していた原初の悪魔たちを引き寄せました。原初の悪魔たちの関係を理解すると、テンペストがなぜ急速に強大な国家となったのか、そしてリムルが世界から注目・警戒される理由も見えてきますね。

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ひろ
管理人のひろです。漫画・アニメ関連の情報をどんどんUPしていきます。 数名のアニメ好きライターさんも執筆して下さっています。