「メイドインアビス」で絶大な人気を誇るナナチは、ウサギのような耳を持つ愛らしいキャラクターです。しかしその正体や性別、たどってきた過去については疑問を抱く人も少なくありません。この記事では、ナナチが人間の男の子なのかという点を中心に、プロフィールや声優、ミーティとの悲しい物語までを分かりやすく整理します。

メイドインアビスのナナチの正体は人間の男の子なのか

結論から言うと、ナナチはもともと人間だった子どもで、現在は「成れ果て」と呼ばれる姿へ変わった存在です。成れ果てとは、アビスの深部で強い上昇負荷を受け、人としての形を失ってしまった者を指します。多くの成れ果ては自我や言葉を失いますが、ナナチは知性や記憶をはっきりと保っている珍しい例とされています。見た目は半獣のようでも、中身は賢く思いやりのある人物です。

ナナチの要点

  • ナナチはもともと人間で現在は成れ果てと呼ばれる姿になった存在です
  • 性別は公式に明かされておらず作者も明言していません
  • 親友ミーティとの別れがナナチの悲しき過去の中心です
  • テレビアニメ版の声優は井澤詩織さんです

ナナチを理解するうえで欠かせないのが「成れ果て」という言葉です。これは、アビスの深い階層から急に浮上した際に生じる強烈な上昇負荷によって、人の形を保てなくなった者を指します。多くは姿だけでなく心も失ってしまいますが、ナナチのように知性を残す例もまれに存在します。こうした成れ果てが集まる村も、物語の後半で描かれています。

ナナチの性別が公式に不明な理由

ナナチの性別は、公式には明らかにされていません。一人称は「オイラ」で、語尾に「~だぜ」と付けるなど少年らしい言動が目立ちます。その一方で、レグに近寄られて照れる少女のような描写もあり、どちらとも断定しにくいのが実情です。作者のつくしあきひとさんも、読者からの質問に対して性別を明言しない姿勢を示したと伝えられています。そのため「ナナチはナナチ」として受け止めるファンも多いようです。

ナナチのプロフィールと担当声優

ナナチは極北の地セレニの出身で、幼くして身寄りを失った浮浪児だったとされています。拾った本を読みあさって独学で知識を身につけたと語られ、作中では治療や道具作り、原生生物への対処に長けた頼れる存在です。アビスの第四層に詳しく、毒や呪いへの知識も豊富で、リコとレグにとっては命を救ってくれる案内役にもなりました。

テレビアニメ版でナナチの声を担当するのは、2017年の発表で公表された井澤詩織さんです。中性的で愛嬌のある声と繊細な芝居が、性別を明かさないキャラクターの雰囲気をいっそう引き立てています。基本的なプロフィールは次の表にまとめたので、あわせて確認してみてください。

ナナチの基本データ

項目内容
出身極北の地セレニ(浮浪児だったとされる)
種族成れ果て(元は人間)
性別公式には不明
初登場深界四層でリコとレグと遭遇
テレビアニメ版声優井澤詩織

ナナチの悲しき過去とミーティとの関係

ナナチの過去は、作中でも屈指の重いエピソードとして知られています。その悲しさは、親友ミーティとの関係を抜きには語れません。ここからは、二人がどのような運命をたどったのかを順に見ていきましょう。

ボンドルドによる人体実験

ナナチはアビスへ連れ去られる道中で、同じ境遇の少女ミーティと出会い、かけがえのない親友になりました。二人を連れ去ったのは、白笛と呼ばれる高名な探窟家ボンドルドです。ボンドルドは上昇負荷を利用した実験を重ね、本来ナナチが受けるはずだった負荷をミーティへ移し替えたとされています。その結果ミーティは人の姿を失い、ナナチは成れ果てへと変わってしまいました。

ミーティを救うための決断

異形となったミーティは不死の身体を持ち、自我を取り戻すことも、この世を去ることもできなくなりました。苦しみ続ける親友を解放するため、ナナチは長い間その手段を探し続けます。しかし砕いても再生してしまい、どの方法も苦痛を与えるだけでした。後に出会ったレグの火葬砲によって、ミーティはようやく安らぎを得ます。初めて目にしたリコとレグにとっても、忘れられない場面になりました。

ミーティとの別れの後のナナチ

ミーティを見送った後、ナナチはリコとレグのパーティーに加わり、ともにアビスの奥を目指すことになります。それまで第四層で一人身を潜めていたナナチにとって、仲間と旅をすることは大きな転機でした。劇場版では、一行が第五層でボンドルドと対峙する展開が描かれ、ナナチは重要な役割を果たします。深い知識と戦いの経験が、パーティーを幾度も助けました。

ナナチがファンから愛される理由

ナナチが愛される理由は、見た目の可愛らしさだけではありません。壮絶な過去を抱えながらも、仲間への思いやりを失わない芯の強さが大きな魅力です。軽妙な口調で場を和ませる一方、いざという時には冷静に判断する頼もしさも併せ持ちます。悲しい物語とのギャップが、キャラクターの印象をより深いものにしていると言えるでしょう。

ナナチの過去が描かれたアニメ・映画

ナナチとミーティの出会いは、テレビアニメ第1期の後半で描かれました。二人の過去や実験の詳細、そしてボンドルドとの対決は、2020年公開の劇場版「深き魂の黎明」でさらに深く掘り下げられています。ミーティ役は喜多村英梨さん、ボンドルド役は森川智之さんが務めました。ボンドルドの娘として登場するプルシュカも、この物語で重要な役割を担っています。

ナナチに関するよくある質問

ナナチの性別は男の子なのか

公式には性別が明かされておらず、作者も明言を避けているため、男の子とも女の子とも断定できません。少年らしい口調と少女のような描写が混在している点が特徴です。

ナナチの正体は何者なのか

もとは人間の子どもでしたが、ボンドルドの実験による上昇負荷で人の姿を失い、現在は成れ果てと呼ばれる存在になっています。知性を保ったまま変貌した点が珍しいとされています。

ナナチの声優は誰なのか

テレビアニメ版では井澤詩織さんが声を担当しています。中性的で愛嬌のある声が、キャラクターの雰囲気によく合っていると評されています。

まとめ

ナナチはもともと人間でしたが、ボンドルドの実験によって成れ果てとなった存在で、性別は公式には不明のままです。親友ミーティを最後まで思い続けた姿は、多くのファンの心を強く打ちました。背景を知ったうえで改めて作品を見ると、ナナチの優しさや芯の強さがより深く伝わってくるはずです。

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ひろ
管理人のひろです。漫画・アニメ関連の情報をどんどんUPしていきます。 数名のアニメ好きライターさんも執筆して下さっています。