考察・解説

善逸が寝ると強くなる理由は?無意識領域が真っ暗だったことにも関係?

鬼滅の刃に登場するキャラクターのなかでも、屈指の人気を誇る「善逸」。

意識を失い寝ながら戦うことを基本の戦闘スタイルとしていますが、そもそもなぜ善逸は寝ると強くなるのでしょうか?

そして、無限列車編では精神の核を取り巻く「無意識の領域」では真暗闇であることが明かされています。

この暗闇と寝ると強くなることには関係があるのか?
早速考察を交え解説していきます。

善逸が寝ると強くなる理由

善逸は、意識を失い寝ながら戦うことを基本の戦闘スタイルとしていますね!

雷の呼吸壱の型「霹靂一閃」は、物語の終盤まで鬼殺隊にとって重要な戦力。

鬼殺隊最終戦別で生き残った5人の精鋭の一人で、無限城の決戦では上弦の陸:獪岳を一人で沈めてしまう程、圧倒的な強さを見せている。

その一方で、戦闘以外での善逸は極端なネガティブ思考の持ち主で鬼殺隊でありながら、鬼をみかけると「絶対死ぬ」と連呼したり(笑)
闘えるはずのない子供に助けを求めたりとその性格の極端さを象徴する物語が数多く描写されています^^;

善逸が戦闘可能に前は必ず気絶しますね。

寝たまま戦っているので視力の感覚を聴力にあてているという訳ではなく、感覚を制限することで、闘いの妨げになるネガティブな感情を排除しているといえるでしょう。

結果、鬼でも目で追うことのできない必殺技「霹靂一閃」を繰り出すことが可能に!

そもそも霹靂一閃の型は居合と呼ばれ、剣術を極めたものが最後に習得を目指す剣技であることから、善逸が修行により獲得している剣術のポテンシャルはかなり高いと伺い知ることできますね。

居合いは防御をしない攻撃集中の構えであることから、善逸の臆病なままの性格では使うことすらままならない技。
無意識のまま戦っていればそれも関係ないということになるのでしょう!

無意識領域がなぜ真っ暗な暗闇なのかを考察

善逸のルーツは捨て子(19巻136話)であり、愛を求めては裏切られるという人生を歩んできました。

普段は自分を否定しつづける現実に打ちひしがれ、自信を持てずに闘うことすらできず、無限列車編で明かされた精神の核を取り巻く「無意識の領域」では、虚無感の溢れる真暗闇であることが描かれています。

暗闇から読み取れることができる状態は以下の2つ。

・憎しみや絶望による闇落ち
・光や希望の何もない空っぽな状態

捨て子だった善逸は、親の愛を知らずに育ったため女性への執着がとても強く、愛されていると感じては舞い上がって騙され、裏切られ、それでも愛を求めるという生活を送り最終的には借金漬けに・・

更に、剣士として修業を始めた後も兄弟子の嫉妬という人間の闇に触れ続けることとなります。

育手の桑島は善逸を我が子のように育てました。
善逸の人生の中で人の好意や温かさに触れる機会はほとんどなかったのでしょう。

それが自分の欲している愛なのか分からずに修業は続いていきます。

それでも善逸の名の通り、人を恨むようなことはなく憎悪の感情や絶対的な絶望というものは疾うの昔に租借され、全て自分への否定という形で昇華されているのでしょう。

善逸にとって憎悪という感情は存在していません。

一方、自分自身への虚無感、「愛」が欲しいけど、決して手に入れることはできないという自負が、満たされていない空っぽな無意識の領域をつくりあげているのではないでしょうか。

善逸が寝ると強くなる理由は?無意識領域が真っ暗だったことにも関係?まとめ

いかがでしたでしょうか。

寝るということで自分のネガティブな感情を切り離し、本来の実力を発揮する善逸。

物語では、鬼殺隊として経験を重ねる度に寝ている状態でも思考を巡らせたり、会話できるようになったりと境目が曖昧になっていきます。

自己否定感の強い善逸が鬼との闘いや仲間との出会い、人の暖かさに包まれて空っぽだった無意識領域に、知ることのできなかった「愛」の感情を貯め成長していく過程を表しているのでしょうね^^

上弦の陸との戦いは、育手である「じいちゃん」の無念を晴らす闘いであり恩返しも込められています。

この勝利によって最も愛を注いでくれた「じいちゃん」の想いを受け止めた善逸は、更に強さを増したのではないでしょうか。

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